Mac での開発環境構築

MacBook を買いまして少しの時間が経ちました。 ぼくはいままでは Linux メインで使っていましたので、どこまで Mac OS X で同じことができるかってところを試しつつ使っています。

メインで使っている Linux / Ubuntu / ThinkPad では主に以下のようなことをしていますです。

  • Groovy とか Java とかのプログラミング
  • WordPress とかいじったり(Apache + PHP)
  • インターネット上の Web サーバとか VPS に対する操作

てなわけで、Mac にもいろいろアプリ・設定入れてみました。

Groovy とか Java とかのプログラミング

これはいつもの Eclipse。 Mac OS X 版をいれるだけで完了です。 Java は OS が勝手に入れてくれる模様。

メニューとかショートカットが Mac になっているくらいであとは同じです。 control キーに emacs アサインできるのは有利かも。:)

Eclipse mac01

Mac 版は、若干ビューのデフォルトフォントが小さくなってしまうという問題があるようなので、起動シェルを修正します。 eclipse.ini から smallFonts の記述を2つ削除。(なぜオプション値きかないんだろう)

hiromasa-no-MacBook-Pro:MacOS hiromasa$ pwd /Applications/eclipse-jee-juno-macosx-cocoa-x86_64/Eclipse.app/Contents/MacOS
hiromasa-no-MacBook-Pro:MacOS hiromasa$ diff eclipse.ini eclipse.ini.org
18a19 > -Dorg.eclipse.swt.internal.carbon.smallFonts 23a25
> -Dorg.eclipse.swt.internal.carbon.smallFonts

あとは不思議なことに、ワークスペースのデフォルトエンコーディングが SJIS になっているので UTF-8 に変更しています。

WordPress とかいじったり(Apache + PHP)

ローカルの Apache と PHP。 MAMP を使っている方が多いようですが、とりあえず慣れている XAMPP にて。XAMPP はポータブルなのでファイルうつせば環境移行できるのが便利ですね。

ターミナルから、

sudo /Applications/XAMPP/xamppfiles/xampp start 

control + space, term, enter, control + r, start, enter, enter, password, enter くらいで素早く起動できます。(Spotlight からターミナル起動して、sudo から xampp 起動です)

PHP の編集は、Eclipse の PDT で。 3.1.1 がでてだいぶバグがとれたような感じです。スクリーンショットありで面白いので以下のリンクを。 🙂

PDT 3.1.1 Release Notes

PDT 3.1.1 released on September 28th, 2012 contains nearly 100 bug fixes for issues reported over last three months, since the release of Eclipse Juno. Beside bug fixes, there are several new features added to make PDT Content-Assist smarter, to better support PHP 5.4 traits and other new language additions.

間接参照や返りオブジェクのオートコンプリートなど、PHPDoc を参考にしつつ動作するようになったようです。 WordPress はソースコードに PHPDoc 入っていますのでうまく動くハズです。

言語構文解析によるリアルタイムシンタックスチェック、ファイル・関数・メソッド定義ジャンプ、バージョンコントロール統合、diff など各種ツールが使い込まれたスペックで動くのでやはり Eclipse は手放せません。

インターネット上の Web サーバとか VPS に対する操作

インターネット上のサーバと親和性が高いのは、UNIX 系 OS をワークステーションで使う一番の利点かもしれません。 Windows だと実現できないことや、設定が大変なことも Linux や Mac だとあっさりです。まずターミナルエミュレータいれなくていい 😀

Linux でリモートサーバをいじるのに便利なのが SSH をつかったファイルシステムのマウント。ディレクトリにリモートサーバのファイルシステムがマッピングできますので、SFTP などのクライアントを使うことなく、ファイル操作や編集が通常のアプリ操作で可能になります。

Ubuntu の場合 GNOME Nautilus からぽちぽち設定するだけでできますが、Mac OS X でも FUSE for OS X + SSHFS 入れるとできるようです。

What is FUSE for OS X?

FUSE for OS X allows you to extend OS X’s native file handling capabilities via third-party file systems. OSXFUSE is a successor to MacFUSE, which has been used as a software building block by dozens of products, but is no longer being maintained.

Macfution というフロントエンドがあるので、説明に従って設定すると SSH でリモートサーバが FInder でみれるようになります。(ただし Linux の fuse にくらべて若干処理が遅い)

Macfusion01

SSH の秘密鍵の設定は、Advance オプションから -oldentityFile オプションで鍵を指定すると効くようです。

Macfusion02

じゃじゃん。 Finder からこのブログの入っているリモートサーバをみているの図。 あとは普通のファイル操作が可能です。

Mac fuse01

ちょっと処理が遅いので、Eclipse から別系で SSH マウントする方法もあります。リモートファイルエクスプローラからサーバを追加。

Eclipse ssh01

こんな感じで見れますので、右クリックしてリモートプロジェクトの作成をおせば、サーバ上のファイルも直接いつも通り Eclipse からの操作できるようになります。

FUSE for Mac OS X はまだまだ使い込んでいないので、不具合あるかもしれません。 Eclipse のほうはいつもやっているので問題ないと思います。(ちなみに、リモートプロジェクトを削除するときは「コンテンツの削除」にチェックいれちゃうと、当たり前ですがサーバからファイルがずっぽり消えるので注意のこと)

その他、Mac でも rsync や ssh などのコマンドが使えリモートサーバのメンテナンスに活躍してくれるでしょう。

ssh-copy-id コマンドとかしぶめのコマンドは標準では入っていないようですが、何かしらいれると GNU のコマンド群もインストールできるのかもしれません。(まだやってない…)

以上てなわけで、Mac でもいろいろできるようになったというお話でした。:)

おちが弱い・・・。貝になります・・・。

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