Eclipse WTP + Apache Tomcat 環境設定

最近は、Java EE のアプリをデプロイできるレンタルサーバ(?)も増えてきて、個人的にインターネット上でも Java EE のアプリを公開できる環境も実験的ながら整ってきました。

てなわけで、お手軽にそのような環境のアプリ開発環境をつくる方法ということで、Eclipse WTP(Web Tools Platform) + Apache Tomcat の設定方法を書いてみます。 仕事でやってると同じアプリ作り続けるので初期設定ってあんまりやらなく、すぐ忘れるので自分のメモ用でもあります。。(笑

さすがのひろまさくんも extends HttpServlet からやるのは面倒なので、Click Freamwork もあわせて入れています。

事前準備。

Eclipse IDE for Java EE Developers を起動するようにする。  これはEclipse WTP が含まれています。

ClickIDE Eclipse プラグイン。 Click Framework サポート用のプラグインです。 Eclipse にいれておきます。 (Click っていつのまにか、Apache Incubator になってる? Apache Click という名前に変わったのかもしれません。)

Apache Tomcat。 配布されている .zip を任意のディレクトリに展開しておけばOKです。(ぼくは /opt/ の下に入れています)

これだけです。 あとは、Eclipse を起動して操作を進めます。

ファイル->新規作成から「動的 Web プロジェクト」を選択して次へ。

eclipseee01

プロジェクト名を決めて、ターゲットランタイムの「新規」を押下。

eclipseee02

アプリケーションサーバを決めます。 今回は Apache Tomcat なのでそれを選択して「次へ」。 他のを使う人はそちらを。 🙂

eclipseee03 

Apache Tomcat のインストールディレクトリを選択して「終了」 ぼくは /opt/ の下に展開したのでそこを選択しています。

eclipseee04

もとの画面に戻ってきて、ターゲットランタイムが選択された状態になるので「次へ」

eclipseee05

その他の追加構成を選択します。 Faces とか使う方はここを。 ぼくは Apache Click を使うのでチェック。(ClickIDE によって追加されたものです)

eclipseee06

モジュール構成の選択。 この辺はお好みで。 「終了」

eclipseee07

そうすると、プロジェクトに必要なライブラリが追加されます。 Java EE と SE と Click の jar がみえます。

eclipseee08

さて、ここからちょっと Apache Click の世界。 WEB-INF に click.xml があるので開いて、ページの設定から自動マッピングの設定をします。 これで任意の Java のパッケージと .htm のファイルの対応がとられ、同名クラスとHTML が対になります。

とりあえずパッケージを、 net.maple4ever.djsample に。

eclipseee09

で、Click IDE の新規ページ追加から index.htm を追加してみました。 net.maple4ever.djsample.Index インスタンス処理後、index.htm が表示されるイメージです。

eclipseee10

Apache Click の世界はここまで。 別のフレームワークとか素でかくかたは、それなりのソースを配置します。

とりあえず、ここまでで動くソースができたとして Tomcat にデプロイして実行してみます。 プロジェクトを右クリックして、実行->「サーバで実行」

eclipseee11

アプリケーションごとに割り当て可能な新規のサーバ構成をつくります。(サーバというプロジェクトが新規作成されて server.xml などが作成されます)

Apache Tomcat を選択します。

eclipseee12 

eclipseee13

さすると、勝手にデプロイされてインターナルブラウザで開いてくれます。 開いているファイルによっては変な URL にアクセスするときがあるので、そういうときは適宜 URL をコンテキストルートに。

Tomcat の起動、デプロイログはコンソールビューに表示されます。 今はなんも処理かいてないのでブラウザはまっしろ。 🙂

eclipseee14

eclipseee15

このサーバ起動状態で Java / .htm ファイルの修正を行うと、勝手にコンパイル・再デプロイしてくれるのでブラウザでアクセスすれば直したものが表示されるハズです。

上の実行構成の作成と同じ要領で、デバッグ構成をつくってエディタの操作でブレイク張っておけばステップ実行できるようになります。

eclipseee16

ファイル修正後の同期の状態は、サーバビューからみることができます。 ここが同期済みであれば再デプロイ済みです。

eclipseee17

普段はこのデバッグプロセスを起動させておいて、ソース修正してデプロイ確認後、Firefox とかのブラウザで 8080 で起動している Tomcat の URL にアクセスして作業することになるとおもいます。 Eclipse とデバッグプロセスが通信しあっているので、ブラウザからの操作でいい具合に Eclipse でステップとかウオッチとか可能です。

ということで、Eclipse WTP 使えば、 PHP みたいなスクリプト言語の実行環境と同じように、ファイル書き換えれば動くみたいな環境が構築できます。 PHP よりフレームワークとか標準ライブラリが整っているのであるいみ便利かもですね。

ちなみに、war 玉はプロジェクトを右クリックしてエクスポートするとできあがります。(複雑になるとほんとは ant でやるでしょうが。。)

Morph AppSpace とか Stax Networks に Java EE のアプリをデプロイとかしてみたいなーって方、割と簡単です。 おためしください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です