コンテンツの配信について考える

現在インターネット上でコンテンツを配信する一般的な技術は、HTML を Web サーバにおいて http にのせて配信することです。 で、よりユーザにつかいやすい formated な形式でコンテンツを配信してやろうじゃないか、というのが RSS とか ATOM とかの技術だと思います。

ぼのさんとこで、RSS について盛り上がっていたので、せっかくなのでぼくの思う理想のコンテンツ配信技術を書いてみます。 🙂

RSS や ATOM はそのサイトの”新着”をみる手段として今は主に使われていますが、たぶん本来的にはそのサイトのすべてのドキュメントを決まった形式でとりだすものです。

ただ、RSS の略を見ると Really Simple Syndication と、Rich Site Summary の 2(3)種類あって、Summary の言葉もみえるので RSS はコンテンツ配信の意味合いはやや薄いのかもしれませんが、ATOM の思想は新着配信なんかではなくコンテンツ配信技術です。

たとえば、1サイトを “ドキュメント配信サーバ” と考えます。

HTML と RSS/ATOM のそれぞれはプレゼンテーションレイヤのひとつで、サイトのドキュメントデータベースから外部にデータを渡す役割を持ちます。 HTML はユーザインターフェースを含む HTML ブラウザへの表示。 RSS/ATOM は対応フィードリーダへの配信です。

情報取得する場合、HTML の場合は人の判断によるブラウザ操作が必要で、またフォーマットされたものではないのでデータの扱いが難しく、RSS/ATOM は昨日も書いたようにフォーマットがただの1ファイル。 配信として考えると、この形式は全記事全文をひとつのファイルに収める必要があり、条件抽出とかもできないので現実的ではありません。

コンテンツ配信としてはどっちも技術的にはいけてないのです。

もーしかしてとおもって、ATOM のプロトコルを読んでみたのですが、”必要な情報を必要な部分取り出す” といった API はないようです。 コンテンツを publish する API はあるのですが。

よく映画の中の世界とかで、妙なハイテク OS 画面(?)に調べたいことを入力すると、なにやらネットワークを調べ、たとえば人の情報がびっと表示されるとかあります。 また、「どこそこで情報が遮断された!やばい!」とかそんな場面もよくみられます。

現実をみていると、なんじゃそら(笑) と思ってしまいますが、意外と未来はあたっているのかな、、と思ってみたりすることがありました。

たとえば、いまは検索とかだとクローラが、Web をみてまわりキャッシュしフォーマットされていない HTML データをなんとかタグをたよりに解析し、タンキング集計。 それをもとにユーザに結果をかえす仕組みになっています。

問題は、クロールする時間があってリアルタイムじゃないし、取得できる情報はフォーマットされていないし、検索アルゴリズムをユーザが決められないという問題があります。

たとえば、”ドキュメント配信サーバ” から条件を指定してフォーマットされたデータを取得できるプロトコルがあるとします。

この日付でこの文字列を含んでいてとか条件指定すると、リアルタイムに最新ドキュメントが取得できる。 ”ドキュメント配信サーバ”が他の”ドキュメント配信サーバ”のドキュメントにリンクしていたら、さらに通信に行ったり。 認証があっても面白そうです。

これで、リアルタイムにフォーマットされたデータを取得できます。 また、条件から無関係なものをとりのぞくのは、こちら側の仕事です。 たとえば Google にされなくてすみます。 自由な世界です。

“ドキュメント配信サーバ”同士が、P2Pみたいに有機的にぱ~ってつながっていく様子はさながら SF でかっこいいし、検索や結果表示の UI は好き勝手できるし、 「どこそこで情報が遮断された!やばい!」も実現可能ですね。 🙂

リアルタイム性っていうのは娯楽的にも面白い部分で、またネットワークだと半リアルタイムがつかえて、今もニコニコ動画とか twitter とか人気のあるサービスには”動き”があります。 Microsoft の Live サービスってよく考えた名前だなと思ったことがあります。 たぶん、今後インターネットが発展するのに必要なのはライブ感。

てーーことを数年前に考えてできたサイトが、実は hiromasa.zone です。

WP じゃないところ、Eclipse の解説とかのせているところは自前のアプリなんですが、今は mod_rewrite で .html にごまかしちゃっていますが、ホントは

http://zone.maple4ever.net/document.php?mid=%3C20050807174620.42f5ca5c9be5a.unboard%40hiromasa.zone.ne.jp%3E

こんな引数つけて hiromasa.zone を呼んであげると、情報をかえすようになっています。 簡単な API で、ドキュメント部分だけかえすとかもできるようになっていたりするんですが、まぁ対応アプリなんかあるわけもなく、呼べるのはぼくのつくった管理画面だけです。(笑)

全文、全記事配信可能なプロトコルになっているわけです。 なんかドキュメントID を全世界ユニークにしたかったらしく、メールの message-id みたなのがついているのが見えます。 

まぁまぁ、このようなリアルタイムコンテンツ配信は、ぱっと考えても現在の通信インフラじゃできないかなーって部分もありますが、インターネット2 くらいになったら当然のようにでてきそうな技術ではあります。 プロトコルの名前は Gopher 2 !?(嘘

そーこー相当考えた結果、どうにもいまの RSS/ATOM が気に入らなくて、やれないんならやめちゃえ! というわけもあってぼくのブログは抜粋配信なのです。 単純にただの技術者の頑固です。

かわいそうに、とそっと見守っていただけると幸いです(笑)

ちなみに、このサイトは

<div class="entry" style="">

でエントリの内容がはじまりますので、全文ほしい方は適当に RSS 生成してもらえればとおもいます。

なにを隠そう、ぼくも Yahoo! とかのニュース、勝手に全部全文生成して Google Reader で読んでいます。。 ニュースとかは、ね。 いいのだ。 😛

 

RSS の配信について考える

何を隠そう、いわゆるサイトのフィード配信の実装がというのは、どうもぼくの好みに動いてくれないのです。 考えれば考えるほど釈然とせず。 ちょうどぼのさんも、悩んでらっしゃるようでしたのでトラックバックしてみます。 🙂

power source* » [アンケート] power source* のフィード配信形式

そんな中、今月中にリリースされるであろう WordPress 2.5 では、フィード設定で「全文」を選ぶと、more(続きを読む)以降も掲載される運びとなりました。そう、完璧な全文配信となるのです。

これは事件です…!

こんな長文を世間に流すなんて…!

しかも、本当は、記事を更新したらそれを再送信したいとさえ思っているのです。*1

# コピペで手書き文字までもってくる Windows Live Writer すげー。(余談

ぼくがおもう、RSS 系情報配信の問題点は、

  • 完全な配信管理するなら、サイトの全"記事"を1ファイルで配信しないといけない。 RSS はただのファイルなので、初期状態、その人にとっての新着なんかわかりようないので、やるなら全記事ださないと不完全。
  • push 配信じゃないので、情報の伝達がクライアント(フィードリーダ)依存である。 記事の修正がいきわたらない可能性を常にはらんでいる。 たとえば初期記事をとってキャッシュされ、その後あまり更新されないような実装だとかなり寒い。

という感じです。

このようにフィード配信はかなりいーかげんな世界で動いているので、情報の伝達手段としてはあんまりあてにならない方式になってしまっていて、自分てきには、

あ~、RSS なんかなんとなく最終更新の通知がいけばいいや。

みないなイメージでいます。

そんなこんなで考えたあげく、うちは抜粋配信。 単純に、みんなに ping うつだけじゃつまらないということで、抜粋文をつけているイメージです。 画像とかつけて遊んでいるのはそのせい。 🙂

ぼくは投稿後、割とすぐに記事を修正することが多いので、特に Google Reader とかは初期投稿を超速でとりにくるので、全文配信してると修正前の誤解をあたえてしまう内容が配信されてしまうという怖さもあります。 キャッシュされるとおわるので。 これはちゃんと推敲しろって話ですが(笑)

ほとんどの方は、RSS を時系列の新着としてみていて、記事をクライアントに配信、タンキングするという機能としてはみていないと思います。 また、フィードリーダーも基本的にはニュース的にどんどんみていくインターフェースになっています。

なので、ぼのさんが指摘されているように昔の記事の修正で内容が "age" されてくると、わりとハテナ?となってしまいます。 もちろんフィードリーダも、あとでその記事を活用できるようにタグをつけ、URL ユニークで記事を更新タンキングする機能はありますが、活用している人は少ないのではないでしょうか。

重要な情報はブックマークして本サイト側をみると思います。 これはおそらく、無意識に RSS の記事配信やフィードリーダーのタンキングを信頼していない証拠です。

というわけで! ぼのさんのサイトのような、辞書的に調べ物ができるレベルの記述があるサイトさんは、

more までがよい (←今コレ)

がよいのではないでしょうか。 更新があればサイト側を拝見します。

とアンケートに答えてみました。 🙂

ちなみに最後にぼくの RSS リーダの画面です。

Gregarius 

抜粋すらひっこめて、全部本サイトで拝見しております。 なんかやっぱりテーマの中で見るのがすきなのです。

意味と表現の分離なんか、コンピュータの方式とか仕組みのメリットだけのはなし。 本質的にはできないこと。

MSPゴシックで HERMES とか CHANEL とか Apple とかのロゴ描かれてたら、"意味"ないよね? あたりまえですがデザインにも当然多大な意味があります。 🙂

hiromasa.zone.ne.jp 引っ越しました

インターネットの有料レンタルサーバの初期一時代を築いたミクストメディアさんがピンチに陥っているようです。

ここのブログの"前身" hiromasa.zone はこのレンタルサーバにホスティングしているサイト。 ここ hiromasa.another にうつってからも、データを残して稼働中でしたが、今月に入ってから Web サーバと MySQL のコネクションがとれなくなっており、閲覧不能の状態でした。 また、15日前後からは POP サーバが落ちたようです。

運よく、 .zone.ne.jp の Web サーバ自体は生きています。 他のサブドメインに関しては、ダウンしてしまったところもある模様です。

この関係でメールアドレスが使えなくなっています。 昨日も書きましたが、これをごらんになられた方は、大変お手数ですが連絡先アドレスの変更をお願いいたしたいと思います。

hiromasa.another :o) » Blog Archive » 【重要】業務連絡(メール不通です)

どうやら、SMTP は生きていてしまっているようなので、送信すれども返事がない状態となっている可能性があります。

お心当たりの方は大変申し訳ないのですが、

h1romas4@gmail.com

まで再送お願いいたします。

hiromasa.zone の Web に関しては、リンクをかなりいただいていましたので、URL をそのまま 301 リダイレクトをして、サイト自体をここ .another と同一のコアサーバにもってきました。

hiromasa.zone : o)

http://zone.maple4ever.net/

301 リダイレクトしていますので、現在リンクはそのまま生きます。(ただミクストさんが今後どれくらい"もつ"かはちょっと未知数ではありますので、もしも必要なブックマークなどありましたら変えたほうがいいかもです!)

一応、WordPress を使っているサイトでの URL 変更を伴うサーバ間の引越しの方法などを書いてみます。

  • ファイルを元サーバから FTP でフルバックアップ。
  • MySQL のデータを元サーバから、phpMyAdmin などでフルエクスポート。
  • フルエクスポートした SQL ファイルをテキストエディタで開いて、たとえば今回の引越しなら、http://hiromasa.zone.ne.jp/ 文字列を http://zone.maple4ever.net/ に置換する。(画像等のリンクぎれや、自サイト内部のリンクを引越し先にしてしまう)
  • 先サーバに同一バージョンの WordPress を通常インストール、セットアップ。(いきなりプラグイン、作成テーマはいれない)
  • 先サーバに、先ほどフルエキスポートしてリンクを変更したファイルを、インポート。
  • wp-content/uploads など、画像系を元サーババックアップから、先サーバに FTP でアップロードする。 パーマリンクを使っているのなら、管理画面から再設定する。
  • これで、default テーマ WordPress でデータだけ引っ越された状態になるので、データが移行されているかを確認する。
  • プラグイン、テーマファイル、元サーババックアップから wp-contents/ に格納して動作確認する。(プラグインのアクティブ状態は復元されるハズ)

という感じになると思います。 URL の置換部分がキーポイントですが、、単純置換だとまずい部分もありそうですが、あんまり考えると面倒なのでこうしています。

.zone -> .another の引越しの場合は、WordPress 以外、自作の CMS みたいなプログラムで動いているページもあり、もうちょっと手間がかかっていますが、PHP 4 -> 5 であったにもかかわらず、いくつかの文字コード系の不具合だけで移行できました。

1999年とか2000年とか、有料レンタルサーバがあまりなかった中、また Apache の設定が非常にあまく各社手探りだった中、 いまでは当然の CGI に suexec をきちんとかぶせるとかしていたミクストメディアは、いわゆるハッカーグループに好んで使われたサーバでした。

おそらくサーバ管理者の方は技術に長けた方だったと思われます。

いまならもう書いていいと思いますが、 hiromasa.zone の MySQL は人の使っていない速いものに移してもらっていますし、Web サーバ側も RAID5 の上位のサーバにいれてもらっていました。 言葉にはならない、技術者どうしの空気をメールで楽しんでいました。

ミクストメディアのなかのひと何とかがんばってください – 地に足がついている日記

2chで、ミクストメディアなかのひとがんばってと書いている人の多くは、老舗個人サイト運営者じゃないかなあと思います。今はワンクリ、アングラ専門などと悪徳業者呼ばわりですが、ミクストメディアは、インターネット創生期、いろんな人を助けてくれたとても良い会社だったと思います。ですから、是非なかのひと、がんばってください。

同感です。

そんなこんなもあって、ぼくも8年か9年使っていましたが、今回は技術担当者が不在になるという事態で最後を迎えることになりそうです。 (うわさによると身売りするとか、なんとか)

ミクストつかっている全盛当時のサイト、結構今も記念碑的に残っていましたが、先ほどアクセスしてみたらダウンしはじめているようです。

一世代を築いたサーバとともにおちる当時のサイトをみながら、hiromasa.zone に

rm -Rf public_html/

して、ちょっと不思議な気分になった本日でした。