複雑なクライアントソフトウェアが好きだ。

ぼくは、GMail とか Calendar とかを、なんとかクライアントアプリから使おうとするので、よく「なんで Web で使わないんですか?」と聞かれます。 まぁそれは、データが自分の"おなか"にないと好きな処理できない、というのが大きな理由です(メールボックスとかgrep したりしたいわけじゃないですか。)

・・・でも実はもう一つわけがあって、、好きなんですよ、複雑なソフトが。。。 🙂

25年以上前からコンピュータにさわっているので、あたりまえっちゃーあたりまえですが、ここまでくるとシンプル・単純なソフトとか面白くないですよね。 超複雑な操作を、その場の判断でどんどんすすめて、ばんばん生産していくことに結構な快感を覚えます。 なので機能てんこ盛りのクライアントソフトが結構好きです。

じゃー身近にある、機能が多いソフトといえば、・・・ソフトウェア開発の統合環境。

特に Eclipse なんかはプラグインで無制限に機能が増やせるので、遊ぶにはもってこいです。(笑) プラグインの検証のために、ソフトかくこともあるくらいです。。 もはや手段と目的の逆転。

eclipse33x

すごいメニューの数とか、ペインのかずとかみるとうれしくなっちゃったりします。 これは Web アプリでは味わえない醍醐味です。

Windows では Microsoft の Visual Stdio も有名です。 最近つかうようになったので、ちょっと紹介。

vs

Eclipse、Visual Stdio (Express版) ともに無償で使うことができます。 こんなあそべるものが、タダで使えるなんていい時代になったもんです。 🙂

ちなみに、我が家の Visual Stdio の プロフェッショナル版(有料)は、6.0 でとまっております。。

時は戻り 15年以上前にも統合環境というのは存在していました。 いくつかありましたが、ぼくは Turbo C 使っていました。

turboc

なつかしいっすね。。 当時は FD起動でがっこんがっこんすげー遅くて、はっきりいって VZ とか MIFESとかテキストエディタでソースかいて、マクロで make したほうがずっと速かったりしたんですが、なんだかこのころから統合環境っていうものが好きで無理に使っていた覚えがあります。(笑)

他にも廉価版の Quick C とか、高級版の Borland C とか、MS-DOS、Borland 全盛時代のコンパイラを覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。

機能てんこ盛りという意味では、DTM 用のシーケンサーなんかもそれにあたるかもしれません。

cubase

これもかっこいいですね! 分かる人には便利であろう機能がたくさんついているというところは、統合環境と似ています。 ぼくは全然できませんが、たぶん画像処理系のソフトとかもこういったたぐいにはいることでしょう。

アプリが Web になって、1アプリケーションにおける実装機能数や操作系はがたおちになっていると思いますが、ネットワークとの親和性がかわれて機能や操作的な部分を不意にしてでも進化を続けています。 でもたぶん、これからは失われた部分を取り戻す時間がやってくると思います。

仕事でもちょっとずつ、RIA とかその手の技術をきくようになってきたので、おそらくはインターネットにもその技術が適応されていくことになるのでしょう。

twitter とかも専用クライアントを使うわけだし、2ちゃんねるビュアーなんか元祖 RIA といえる存在でもあります。 遊びでも、みんな肌では本気で何かしようとすると Web インターフェースではおいつかないことは分かっているのです。

だいたい、文書フォーマットである HTML を流用して"画面"をかこーって根性がすきじゃないんだな。 HTML 5.0 とかなんぞそれって感じがしますが・・・。 目的外使用は 個人的には hackish で面白いとは思うけど、好きでやってる人以外には、いやがられる技術となるのです。

と、「原理主義」ってそういうことなんだな、と思ったところでおしまい。 🙂

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