Ubuntu には USB・スタートアップディスク作成機能というのがあり、これを使うと手軽に USB 外部記憶に OS をインストールすることができます。
似たようなものに CD に OS を焼き付けて起動する LiveCD というのがありますが、USB スタートアップディスクは記憶可能なデバイスを指定することで、設定や追加アプリケーションのインストール状態も記憶することができるまっことにありがたい機能であります。
ということで、ためしに最新版のUbuntu 9.04 を “USB メモリ”にインストールしてみました。 🙂
PC にささっているのが USB メモリです。 高速タイプ OCZ の 180倍速というやつで、リード 30M くらいでるようです。 昔のハードディスク規格 ATA33 とか 66 と同程度ですね。(普通の USB メモリはリード 3M~5M くらいらしい)
USB スタートアップディスクの作り方は以下が参考になります。(Ubuntu を使ってつくっていますが、Windows からもつくれるようです)
USBスタートアップ・ディスクを作成するには – Ubuntu Japanese Wiki
UbuntuのLive CDと同等の機能を、USBストレージデバイス(USBメモリ、SDカード、USB外付けハードディスク)上に作成するためのアプリケーションの解説です
さて、まずいきなりですが、どうやら Ubuntu 9.04 のスタートアップディスク作成は不具合があるようで、記憶領域を指定してもなぜか設定やファイルが保存がされません。
詳しくないですが、casper-rw 領域用のイメージファイルが作成されないのが原因のようです。
Ubuntu日本語フォーラム / 9.04 Make USB Startup Disk ブートCDについて
別件ですが、今回の9.04のMake USB Startup Diskでは、casper-rwが作成されませんでした。
参考になります。 🙂
casper-rw ファイルを作成して、できた USB メモリのルートにおけばよいようです。 ぼくは 3G の空イメージを以下からダウンロードしました。
USB Ubuntu 9.04 Persistent install (Windows) | USB Pen Drive Linux
3GB casper-rw loop file
最近の PC は USB の外付け外部記憶からブートできるように BIOS が設定できます。 これができる場合は、USB メモリを PC にさすだけで直接起動できます。 できない場合は、別途起動時のみに使う CD をつくると良いようです。(CDブートして USB 側に制御をうつす)
一番上に、USB HDD があってその下に OCZ ということで USB メモリがみえます。 この状態で PC の電源を起動させればOKです。
じゃーやってみよう!:-)
ちょっとOS/アプリとも起動に少し時間がかかりますが、動いてしまえば割と普通です。 ポータブル可能な自分の環境ができるとおもうとなかなかに便利かもしれません。
ちなみに、ネットカフェの PC は BIOS にロックがかかっていることが多くて、ブートシーケンスが USB-HDD に変更できないこともあるので、ブートCD も持っていた方が安全です。(コンパクトな8cm CD 用のブートイメージもあるようです)
容量は 4G メモリに、LiveCD 相当のアプリ群に追加フォントと Acrobat とか Flash、screenlets を入れた状態で残り 1G をきっています。 使わないアプリをけずれば多少空きそうですが、欲を言えば 8G あったほうが安心だと思います。
あと動画見てもらうと分かりますが、高速タイプの USB でも起動は少し時間がかかりますので低速だと若干ストレスかもしれません。 ほんの少し高いだけですので、新規に買う場合速いやつのほうがいいでしょう。
いずれにしてもフラッシュメモリは書き換え寿命がありますので、こんな使い方をしていると、そのうち壊れるんじゃないかという恐怖はあります(笑)
USB メモリは SSD と違ってあまりそういう対策もしていないような気もするので、つくったファイルなどはネットワーク上とか、外で使うなら dropbox とかにおいた方がいいと思います。
まぁまぁ、ファイル作成なんかしなくても Firefox にお気に入りの拡張入れて持ち歩くだけでもずいぶん嬉しいですね。
あと、Ubuntu ってどんなもんだと興味があっても、ハードディスクに入れるのはおっくうという場合にもいいかもしれません。 LiveCD より設定が保存できる分ずっと長く楽しめます。
というわけで、よければお試しください。 🙂
おじゃまします。
ubuntu9.04、僕もUSBメモリにインストールしてお試ししてます 🙂
いいですね〜、これ。
でも、USBメモリの寿命は、確かに気になる・・・
やっぱりHDDが一番安全ですかね?
静かで気に入ってるんだけどなー。
こんにちは、こんにちは 🙂
USB メモリも読み込みは平気なので、どれくらい書き込みが走るか・・・ですよね〜。
ひとつのファイルに書き込みが集中するとその配置されたセルがいつか壊れたりするんだろうか、とか素人考えですが・・・。 FireFox のキャッシュとか書き込みを捨てていいものは物理メモリにとってしまったらいいのかもしれません。 でも今時ちょっとやそっとじゃ壊れない気もします(笑)
SSD とかはファームでセル位置を動かす機能があったりするみたいですね!
外付け USB の HDD もやってみましたが、こちらも快調です。 20G くらい Linux にとって、残りを FAT32 にしておくと他の PC 接続時にデータやりとりにも使えて便利でした!
なるほど!
外付けのUSB-HDDだと、そういう使い方もできますね (^^)
ちょっくら作ってみます!
おおお! カッコイイゼ! 🙂
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んー。
これやるとUSBメモリちゃんの寿命が縮み、ご臨終が近づくということかなー。
とりあえずうちでは週1起動、アップデートも必ずかけて5ヶ月たっていますが、元気にがんばっているようです 🙂
ioDATAのUSBメモリちゃんでもいつか買う予定
うちも8GのUSBメモリにJaunty入れてたんですが、ほぼ毎日使ってたからか3ヶ月くらいで部分的にご臨終に・・・w
ポータブルHDDも安くなってますし、ポータブルのケースに安くなった(遅めの)SSD入れるなりってのが、個人的にはおすすめですね。
現状?
いまはWin7とKarmicのデュアルブートで、補助的にPortable Ubuntu使ってます。
Robin さん、こんにちは。 🙂
毎日起動で3ヶ月、、なるほどです。。 そーなんですよね、壊れるっていうかデータが一部おかしくなるのが強敵ですよね(笑)
やはりポータブルHDD 作戦が安定していそうですね。ぼくも外付けHDD にいれてみたりしています。
貴重なコメントありがとうございました!