CUI と GUI と

CUI は、コマンドラインユーザーインターフェース、 GUI はグラフィカルユーザーインターフェース。 いまのコンピュータ OS は GUI 世代です。

ぼくは UNIX の文化にはそれほど詳しくないですが、いわゆる今の世代の PC の OS は MS-DOS から使っているので CUI にはそれほど違和感はありません。 まぁそうはいえ、別に GUI が嫌いなわけでもなく便利に使っています。

UNIX 系の方は CUI オンリーで使う方も多いですが、自分はハイブリット世代です。 無意識に両方を使い分けているような気がします。

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GUI の便利さはよく知られていますので、ここでは CUI の便利なところを紹介してみます。

CUI その1。 選択。

主にファイル操作になりますが、たとえば、とある拡張子だけを消したい場合とか。

GUI だったら、 1. ファイル一覧で拡張子ソート、2. ソートした中からその拡張子をもつファイルの頭とおしりを SHIFT かなんか押しながら選択、 3. ゴミ箱にドラッグとか DEL キー押下とか。

CUI の場合。

cd hogehoge/

rm *.vod

簡単。 で、ぼくの場合はカレントディレクトリをうつすのは GUI を使います。 ツリーたどるのは GUI のほうが早いのでここはハイブリット。

CUI その2。 バッチ実行。

たとえば、動画サイトから動画をダウンロードしてきて iPod touch に転送するとか。

GUI で複数ファイルやるとかなり大変。 ブラウザでアクセスしてダウンロードして、変換ソフトに落としてやきもきして待って、iTunes にドロップして、、とか。

CUI の場合。 コマンドラインツールをいくつか使って。

clive に URL 渡してダウンロードしたファイルを、オプションで ffmpeg に渡して iPod touch 形式に変換して、最後に gnupod に渡して転送。

この手順(コマンド実行順)を適当にバッチシェルで書いて、引数を URL に。 引数をループで回すようにかいておけば、ほっとけば朝起きたら転送されています。 🙂

UNIX の美学は、簡単な物を組み合わせて複雑なことをさせることにあると思います。 Windows だとこのようなコマンドライン環境が弱いので、ぼくはこのようなことをするときは、 ローカルサーバにしている Linux で。

特に毎回同じようなことをするときは、CUI のほうが圧倒的に間違いなく早くできます。 GUI では定型操作でも、たとえばフォルダ移動でドラッグして移動させようとして、どっかのフォルダにおとしちゃって行方不明とかあってて結構怖いです。(笑)

CUI は少しの熟練はいりますが、慣れれば便利なことこの上ありません。 実は Windows もバージョンがあがるたびにコマンドが進化していっていたり、また Mac OS X はまさに GUI/CUI のハイブリットとして便利に使えます。

みんなが PC になれてくる将来、そのとき OS は案外 CUI になっちゃっているかもしれません。 😛

CUI と GUI と」への2件のフィードバック

  1. Linuxを教えてもらう前はCUIなんて全く関係なかったのですがLinuxではそういうわけにはいかず最初はマジで手間取りました。
    nVidiaのドライバーの関係でXが立ち上がらなくなりxorg.confを修正するのにviを使うでしょ、最近は少しなれたけど最初の頃は1文字修正して保存するのにどんだけ〜〜ってくらい時間がかかりました(笑)

  2. あ~、わかります。 ココだけの話、ぼくも vi はよく使えません。知っているコマンドだけでなんだかかんとか。。(笑)

    yutaka さんは、WP のアップデートもバックアップも、もうコマンド一発ですね! 🙂

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