Ubuntu 8.04 でプリンタの設定をする。

普段、ぼくが Linux 上でやるようなことでは、プリンタってあんまり登場してこないのですが、yutaka さんが玄箱でいろいろやられているのを拝見していて、ふと、そーいえば Linux のプリンタサーバ(CUPS)に繋がっているプリンタに、Linux から印刷するにはどーすればいいのだろうか。 そんな疑問がふつふつとわいてきたので試しにつないでみました。 🙂

たとえば玄箱に USB 接続されたプリンタに対して、Ubuntu からネットワーク越しに印刷する場合とかです。

うちは、CentOS の USB に EPSON の PM-A890 というプリンタがつながっていて、CentOS の CUPS で RAW Printer として認識させ、これを現在のところ Windows からネットワークプリンタとしてマウントして印刷を行っています。

これと同じことをクライアントで使っている Ubuntu で設定してあげれば、印刷ができるはず、てなわけでまずは Ubuntu 用の EPSON のプリンタドライバのインストールから・・・。 RAW Printer というのは、できあがった印刷データをパスするだけなので、クライアント側にドライバが必要です。

以下は、既存のネットワークプリンタ(ここでは CentOS につながった EPSON プリンタ) を Linux (Ubuntu) から印刷する設定方法。 サーバ側は設定済みとして、CUPS->CUPS ですね。

Linuxドライバ  [AVASYS CORPORATION]

Linux向けEPSON製インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、スキャナのドライバをダウンロードすることができます。
製品のダウンロードは、左のメニューの「ダウンロード」の各カテゴリより、お入りください。

こちらから機種にあったドライバがダウンロードできます。 最近は Debian 系用に .deb (pipslite_1.2.0-1_i386.deb) も用意されているようなのでこれをダウンロードしてパッケージマネージャからインストール。

ちなみに CANON さんはこっちかな?

キヤノン:サポート|ソフトウエアダウンロード

その他OS

っていうか、MS-DOS のドライバがあるのに驚きました。 MS-DOS のプリンタドライバって何に使うんでしたっけ? > prn ? あれ?(笑)

というのはおいておいて、Ubuntu の GNOMEメニュ -> システム -> システム管理 -> 印刷から「新規プリンタ」。 もし新規プリンタとかが押せない状態であれば、Ubuntu 側の CUPS サービスがあがっていないので、サービス管理から起動してください。

printer10

ネットワーク上の CUPSプリンタ(CentOS)は、Internet Printing Protocol (ipp) でみつけられます。 ホストにサーバの IP アドレスをいれて Find Queue するとプリンタが見ることができます。 このとき、ホスト名が IP アドレスからホスト名に置換されるようなので、名前解決ができなければ記述を IPアドレスに戻します。 でもって一応、「確認」でOKがでることを確認。

printer11

ほいでもって、ここでいよいよさきどほインストールした Linux 用のプリンタドライバを指定するわけですが、EPSON さんのドライバは、とりあえず最初はプリンタがその機械の USB につながっていないと、ドライバ指定に必要な "PPD 設定ファイル"の作成ができません。。 プリンタあっちにあるのにつなぐのたいへんだちゅーの。(笑)

というわけで、EPSON さんも便宜を払ってくれていて、一般的な設定がされた PPD ファイルがいっしょにインストールされるようなのでこちらを指定。 どうせたいした細かい設定した印刷しないのでこれでOK。

PPD ファイルを指定するにして

/usr/share/cups/model/eklite.ppd

ファイルを選択します。

printer12

これで最初の画面にプリンタが追加されれば完了です。 各アプリケーションの印刷メニューにこのプリンタが現れてくることでしょう。 実は Linux のクライアントから印刷するのって生まれて初めてかも。。(笑)

[tegaki]てい![/tegaki]

DVC00046

おーでたでた。 ちょっと大きめの、OOo のプレゼンテーションとかも印刷できたので問題ないでしょう。 🙂

むかしの Linux とか印刷するとかいったら一大事ぽかったので、いままで避けてきていましたがずいぶんと簡単になったものです。 がってんがってん。

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